イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が自治を委託するシリア救国内閣とシューラー総評議会による「公共デモ法」制定・施行に向けた動きが伝えられるのと前後して、ルージュ平原にあるシャーム解放機構の機甲ミサイル旅団の本部とブジュル・ヌムラ村近くの検問所(ヌムラ検問所)が何者かの攻撃を受けた。 また、ジスル・シュグール市でも総合治安機関の隊員が自宅で何者かによって殺害された。 シャーム解放機構の治安筋はいずれもデモ参加者の犯行と疑う一方、デモ参加者側はシャーム解放機構がデモ弾圧を正当化するための自作自演だと疑っているという。 AFP, May 28, 2024、ANHA, May 28, 2024、'Inab Baladi, May 28, 2024、Reuters, May 28, 2024、SANA, May 28, 2024、SOHR, May 28, 2024などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.