ハイサム・マーリフ弁護士、アンワル・ブンニー弁護士ら人権活動家13人が、収監中のサイドナーヤー刑務所(ダマスカス郊外県)で、シリアでの「弾圧」停止を求めてハンストを開始した。 またこの動きに合わせるかたちで、シリア人権委員会が声明を出し、「国民の最低の要求にすら応えていない」と批判した。 アフバール・シャルク(3月7日付)が伝えた。 ** アサド大統領は3月7日以前に軽犯罪者に対する恩赦(2011年3月11日政令第34号)を施行した。 恩赦の対象は335人。 これにより、ハイサム・マーリフ弁護士がサイドナーヤー刑務所から釈放された。 マーリフ弁護士は1931年ダマスカス生まれ。 シリア人権協会の初代会長(2001~2006年就任)を務めたが、2009年10月14日に逮捕され、国家最高治安裁判所で「公務員を侮辱」した罪で禁固10年の有罪判決を受けていた。 [caption id="attachment_3979" align="aligncenter" width="300"] Kull-na Shurakā‘, March 8, 2011[/caption] ** シリアの関係当局によると、イラク・シリア国境で、イラク・ナンバーの自動車に積載された大量の武器弾圧を押収、イラク人運転手を逮捕した。 クッルナー・シュラカー(3月7日付)が伝えた。 AFP, March 7, 2011、Akhbar al-Sharq, March 7, 2011, March 8, 2011、Alaph.com, March 10, 2011、al-Hayat, March 8, 2011, March 9, 2011、Alatan Online, March 8, 2011、Kull-na Shurakā‘, March 8, 2011, March 10, 2011、SANA, March 8, 2011、Syria News.com, March 10, 2011などをもとに作成。 (C)青山弘之All rights reserved.