クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、クナイトラ市入口に設置されている政府の施設と警察署がイスラエル軍の無人航空機の攻撃を受け、警官1人が死亡、1人が負傷した。 これに関して、SANA(10月9日付)は、クナイトラ市東部入口に対するイスラエル軍の攻撃で、内務治安部隊の隊員1人が死亡、1人が負傷したと伝えた。 シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って105回(うち86回が航空攻撃、19回が地上攻撃)となり、これにより191あまりの標的が破壊され、軍関係者257人が死亡、181人が負傷した。 同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。 イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人 ヒズブッラーのメンバー:47人 イラク人:28人 「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人 「イランの民兵」の外国人メンバー:24人 シリア軍将兵:56人 身元不明人:2人 また、民間人も40人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、48人あまりが負傷している。 攻撃の県別内訳は以下の通りである。 ダマスカス県、ダマスカス郊外県:44回 ダルアー県:17回 ヒムス県:22回 クナイトラ県:10回 タルトゥース県:3回 ダイル・ザウル県:5回 アレッポ県:2回 ハマー県:3回 スワイダー県:1回 ラタキア県:1回 AFP, October 9, 2024、ANHA, October 9, 2024、'Inab Baladi, October 9, 2024、Reuters, October 9, 2024、SANA, October 9, 2024、SOHR, October 9, 2024などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.