アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のカルジャブリーン村とバーブ・サラーマ国境通行所に設置されているトルコ軍の基地2ヶ所がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地からの砲撃を受けた。 トルコのニュースサイト、ソン・ダキカ(6月11日付)によると、バーブ・サラーマ国境通行所に面するトルコ領内( オンジュプナル国境通行所 一帯)に5発の砲弾が着弾し、多数が負傷した。 これを受け、ANHA(6月11日付)などによると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市一帯、同市近郊のバイルーニーヤ村、バイナ村、マルアナーズ村、シャワーリガ村、マーリキーヤ村、タート・マラーシュ村を砲撃した。 https://www.facebook.com/watch/?v=246379401349308 また、トルコ国防省は声明を出し、トルコ領内への砲撃の報復として、クルディスタン労働者党(PKK)と人民防衛隊(YPG)の戦闘員7人を無力化したと発表した。 https://twitter.com/tcsavunma/status/1668149145218039811 AFP, June 11, 2023、ANHA, June 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 11, 2023、Reuters, June 11, 2023、SANA, June 11, 2023、SOHR, June 11, 2023、Son Dakika, June 11, 2023などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.