シリア人権監視団、オリエント・ニュース(5月28日付)によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のカフルタハーリーム町、アブディーター村、アルマナーズ市、タルマーニーン村、ハルブヌーシュ村、カッリー町、アティマ村の国内避難民(IDPs)キャンプ(アティマ・キャンプ)、カラーマ・キャンプ、バラカ・キャンプ、ダイル・ハッサーン村のIDPsキャンプ(ダイル・ハッサーン・キャンプ)、アレッポ県のサッハーラ村、アターリブ市、バービカ村、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾地域」内のアレッポ県スーラーン町、カフラ村、バーブ市などで、シャーム解放機構やアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者に抗議するデモが行われ、住民らの恣意的逮捕に抗議、女性らが逮捕者の釈放、ジャウラーニー指導者の打倒などを求めた。 シリア人権監視団によると、シャーム解放機構に対する抗議デモは、5月に入って各所で28日のデモも含めて15日(5月5、7、8、9、15、16、17、21、22、23、24、25、26、27、28日)にわたって行われている。 また、女性らがデモにおいて中心的な役割を果たしている背景には、男性らがシャーム解放機構による逮捕を恐れているという事情があるという。 一方、オリエント・ニュースによると、デモを行っているのは、イスラーム解放党の支持者だという。 AFP, May 28, 2023、ANHA, May 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2023、Orient News, May 28, 2023、Reuters, May 28, 2023、SANA, May 28, 2023、SOHR, May 28, 2023などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.