米国防総省高官はシリア国内でワグネル・グループ社の司令官多数が拘束されたと主張する一方、『ウォール・ストリート・ジャーナル』はロシアがシリアに対して同社の部隊をロシアに送還しないよう求めたと伝える(2023年6月28日)

スカイ・ニュース・アラビア語版(6月28日付)は、米国防総省の高官の話として、ロシア軍の諜報機関がシリア国内でワグネル・グループ社の司令官多数を拘束したと伝えた。

同サイトによると、これに関して、ドイツの国防省の元高官も、シリア軍とロシア軍がシリア国内でワグネル・グループ社の要員多数を拘束したと主張していた。

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一方、『ウォール・ストリート・ジャーナル』(6月28日付)は、26日のロシアのセルゲイ・ヴェルシニン外務副大臣のシリア訪問とアサド大統領との会談について、ヴェルシニン外務副大臣がシリア側に対して、ロシア政府と連携せずにワグネル・グループ社の部隊をロシアに送還しないよう求めるとともに、シリア各地に駐留する同社の戦闘員に対して、シリア駐留ロシア軍の司令部が設置されているラタキア県のフマイミーム航空基地に帰還するよう指示したことを粗かにした、と伝えた。

Sky News Arabic, June 28, 2023、The Wall Street Journal, June 28, 2023をもとに作成。

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