バーニーヤース市でイスラエル軍の爆撃と見られる攻撃でイラン・イスラーム革命防衛隊の顧問1人とレバノンのヒズブッラーのメンバー2人が死亡(2024年3月1日)

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、1日の午前4時頃にバーニーヤース市で激しい爆発が3回発生した。

同監視団によると、爆発はイスラエル軍戦闘機の爆撃によるものと見られ、バーニヤース市郊外のバトラーヤー地区のヴィラ(高級住宅)1棟に及んだ。

このヴィラには、「イランの民兵」がおり、ヴィラは大きな損害を受け、イラン人司令官1人とこの司令官と共にいた外国人2人が瓦礫の下敷きとなり、死亡した。

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これに関して、イランのメフル通信(3月1日付)は、イラン・イスラーム革命防衛隊海軍の話として、この攻撃でレザー・ザーリア顧問が死亡したと伝えた。

また、ハバル・オンライン(3月1日付)は、レバノンのヒズブッラーのメンバー2人がザーリア顧問とともに死亡したと伝えた。

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シリア人権監視団は3月5日、死亡した3人のうちの1人の身元についてイラン人であることを特定したと発表した。

AFP, March 1, 2024、ANHA, March 1, 2024、‘Inab Baladi, March 1, 2024、Khabar Online, March 1, 2024、Mehr News, March 1, 2024、Reuters, March 1, 2024、SANA, March 1, 2024、SOHR, March 1, 2024、March 5, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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