シリア軍がイドリブ県サラーキブ市近郊のトルコ軍拠点を砲撃、トルコ軍兵士1人が負傷(2024年4月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が26日深夜から27日未明にかけてシリア政府の支配下にある県西部の第46中隊基地一帯を砲撃、シリア軍と交戦、戦車1輌を捕獲、1輌を破壊した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるワサータ村およびその一帯を自爆型無人航空機(ドローン)7機で攻撃、シャーム解放機構のメンバー2人を殺害、3人を負傷させた。

シリア軍はまた、カスル村、カフル・アンマ村、ワサータ村、アターリブ市東部、アブザムー町を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるクバイナ丘一帯を砲撃、シリア軍兵士1人を殺害した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がサラーキブ市一帯でシャーム解放機構のメンバー1人を狙撃し、殺害した。

シリア軍はまた同市近郊に設置されているトルコ軍の拠点を砲撃、これによりトルコ軍兵士1人が負傷、バーブ・ハワー国境通行所に搬送された。

砲撃では、「決戦」作戦司令室諸派の戦闘員2人も負傷した。

AFP, April 27, 2024、ANHA, April 27, 2024、‘Inab Baladi, April 27, 2024、Reuters, April 27, 2024、SANA, April 27, 2024、SOHR, April 27, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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