軍が「海岸解放作戦」の名のもとで占拠されていたほぼ全ての地点の奪還を完了、自由シリア軍ヒムス郊外軍事評議会が声明を出しワーディー・ナサーラー地方で複数の民間人を誤って殺害したことを認める(2013年8月19日)

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反体制勢力の動き

『ハヤート』(8月20日付)によると、自由シリア軍(参謀委員会)アレッポ軍事評議会議長職を辞任したアレッポ革命軍事評議会議長のアブドゥルジャッバール・アカイディー大佐が、アレッポ市某地区を訪問し、同地区の地元評議会メンバーおよびバドル殉教者旅団司令部メンバーと会談、在外の反体制活動家を「誠実でなく、私利のために活動している」と非難した。

アカイディー大佐は「我々が推し進めてている計画は国、祖国の計画だ。祖国は自由シリア軍のどの部隊よりも大きい。我々は決定権者になるべく統合しなければならない…。我々は国を去った政治家たちを誠実でないという理由で非難はしないが、彼らのほとんどは私利のために活動している」と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、化学兵器使用に関する国連調査団のシリア訪問に関して、化学兵器の使用が疑われているすべての場所(13カ所)での調査の必要を強調した。

連立は「政府の支配している、ないしは支配を回復した場所の訪問は不十分であり、とりわけ解放地区内」の調査の必要があると述べ、連立および自由シリア軍の全面協力を約束した。

調査団は、アレッポ県ハーン・アサル村、ヒムス市、ダマスカス郊外県タイバ町でのサンプル調査を予定している。

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シリア革命反体制勢力国民連立メンバーのハーリド・フージャー氏(駐トルコ)は『ヒュッリイェト』(8月19日付)に、エジプトでの政治変動と、シリア情勢への「否定的」な影響を受け、連立が本部をカイロからイスタンブールに移転しようとしている、と述べた。

シリア政府の動き

ファイサル・ミクダード外務在外居住副大臣はAP(8月19日付)に、化学兵器使用に関する国連「調査団に全面協力し、もっているすべての情報を提供し、論理的結論に達することができるようにする」と述べた。

国内の暴力

AFP(8月19日付)は、シリア軍消息筋の話として、反体制武装集団が「海岸解放作戦」の名のもとに占拠していた対トルコ国境に近いサルマー地方を除くすべての地点の奪還を軍が完了したと報じた。

SANA, August 19, 2013

これに関連して、シリア人権監視団も、約2週間前に反体制武装集団が占拠した山間部のすべての軍の監視所を、軍が国防隊の支援のもと奪還した、と発表した。

またSANA(8月19日付)も、軍が、ナビー・イシュアヤー山およびその周辺一帯での反体制武装集団の残党の掃討を完了、またタッル・ブタイシュ、ルートゥー山、タッルドゥーリーンも完全制圧し、同地の治安を回復したと報じた。

一方、シリア人権監視団によると、サルマー地方での空爆に参加していたシリア軍機を反体制武装集団が撃墜し、脱出したパイロットを捕捉した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、サイイダ・ザイナブ市周辺を軍が空爆した。

またサクバー市、ドゥーマー市、ムウダミーヤト・シャーム市、フジャイラ村で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(8月19日付)によると、ハラスター市、フジャイラ村、ダーライヤー市、ザバダーニー市で、軍が反体制武装集団と交戦し、ドゥーマー殉教者旅団、シャームの民のヌスラ戦線のパキスタン人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区で、軍とパレスチナ人の人民諸委員会が、反体制武装集団と交戦した。

またバルザ区でも軍と反体制武装集団が交戦したほか、ティジャーラ地区に迫撃砲弾が2発着弾した。

一方、SANA(8月19日付)によると、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ジャイシュ・ムスリミーーン旅団戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またティジャーラ地区、ザバダーニー地区に迫撃砲弾が着弾し、市民1人が死亡、複数が負傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市クスール地区、カラービース地区で軍と反対体制武装集団が交戦した。

一方、自由シリア軍ヒムス郊外軍事評議会は声明を出し、ワーディー・ナサーラー地方(アイン・アジューズ市・ナースィラ市街道)の検問所で国防隊兵士5人とともに民間人6人を殺害したことに関して、「罪のない民家人を誤って殺害」したことを認め、カルアト・ヒスン総参謀委員会・政治委員会のマルワーン・ヌハイリー大佐が謝罪のために遺族を慰問したと発表した。

また声明は「国防隊が運悪くホテルの近くに検問所を設置した」と弁明、その責任は国防隊にあると非難した。

他方、SANA(8月19日付)によると、レバノン領からクサイル市郊外に潜入しようとした反体制武装集団を軍が撃退し、複数の戦闘員を殺傷、装備を押収・破壊した。

またダール・カビーラ村、ガントゥー市、バイト・ハッジュー村、南マシュジャル村、キースィーン村、アーミリーヤ村、カルアト・ヒスン市、ヒムス市バーブ・スィバーア地区、カルア地区、ワルシャ地区、サフサーファ地区、カラービース地区、ジャウラト・シヤーフ地区、バーブ・フード地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、ウンム・アマド村に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が複数発着弾し、市民5人が死亡、25人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・ミスキーン市近くの街道で軍と反体制武装集団が交戦、またジャースィム市を軍が砲撃した。

一方、SANA(8月19日付)によると、ダルアー市、ヌアイマ村、ナワー市、ヒルバト・ガザーラ町、タファス市、ムザイリーブ町、ムライハ市、ダイル・ブフト村、インヒル市、ジャースィム市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区のハサン・モスク近くで戦闘があり、またシャイフ・ナッジャール地区では、地元評議会の警官2人が何者かに射殺された。

一方、SANA(8月19日付)によると、フライターン市、ハイヤーン町・ムスリミーヤ村間の街道、バヤーヌーン町、ダイル・ハーフィル市、イマーム村で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市サイフ・ダウラ地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アリーハー市を軍が砲撃する一方、反体制武装集団が、ラタキア山間部での「海岸解放作戦」に代えて、アリーハー地域検問所解放作戦」の開始を発表した。

また軍が先週奪還したハーミディーヤ航空基地周辺、ラーミー村、イブリーン村、ビダーマー町などで軍と反体制武装集団が交戦し、子供2人、女性2人を含む5人が死亡した。

一方、SANA(8月19日付)によると、ダーナー市、ナージヤ村、カサーティル市、アーリヤ市、アルバイーン山、アブー・ズフール市南西部、サルジャ村郊外、アリーハー市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(8月19日付)によると、ダイル・ザウル市のハウィーカ地区、シャイフ・ヤースィーン地区、アルディー地区、旧空港地区、ウルフィー地区、マリーイーヤ村、フサイニーヤ町で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(8月19日付)によると、ハサカ市ヌシューワ地区、ドウラーブ地区を反体制武装集団が襲撃、軍が応戦・撃退した。

また畜産農場地区、サッド・ガルビー地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(8月19日付)によると、カッサービーン市、フバイト村、ラーシャー村、スーラーン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

南部県サイダー市のビラール・ブン・ラバーフ・モスクのイマーム、アフマド・アスィール氏は音声声明を出し、そのなかでベイルート郊外ダーヒヤでの自爆テロに関して、「シリアの同胞に対するナスルッラーと彼の党が犯した罪の当然の帰結」と非難し、「ダーヒヤの爆発を利用して、レバノン国民、とりわけスンナ派を脅迫しようとしている」と断じた。

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AFP(8月19日付)は、ダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町の守備にあたっていたヒズブッラー戦闘員のフサーム・アリー・ニスル司令官(33歳)が殺害され、17日にナバティーヤ県ナバティーヤ郡のカフルスィール村に埋葬されていた、と報じた。

諸外国の動き

国連の潘基文事務総長は記者会見でシリアでの化学兵器使用に関する国連調査団に関して「今日活動を始めたことを幸福に感じる…。いかなる当時者でも、化学兵器の使用が確定すれば、国際的な犯罪行為とみなされ、その責任者は処罰されるだろう」と述べた。

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クウェート日刊紙『スィヤーサ』(8月19日付)は、イラク政府筋の話として、イラン・イスラーム革命防衛隊とレバノンのヒズブッラーがイラクのヌーリー・マーリキー内閣に、対シリア国境地帯の小型無人偵察機での偵察と偵察活動に関するヒズブッラー技術者の派遣を申し出たと報じた。

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ロシアのゲンナージー・ガティロフ外務次官は、来週にオランダのハーグで米国とジュネーブ2会議開催のための米露外相級会談を行うと述べた。

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『ハヤート』(8月20日付)によると、クルド国民大会(イラク・クルディスタン自治政府のマスウード・バールザーニー大統領が設置を提案)の調査委員会がシリア北東部に入った。

同委員会は、民主統一党人民防衛隊とイラク・シャーム・イスラーム国の戦闘での犯罪の調査を行うという。

AFP, August 19, 2013、AP, August 19, 2013、al-Hayat, August 20, 2013、Kull-na Shuraka’, August 19, 2013, August 20, 2013、Kurdonline,
August 19, 2013、Naharnet, August 19, 2013、Reuters, August 19, 2013、SANA,
August 19, 2013、al-Siyasa, August 19, 2013、UPI, August 19, 2013などをもとに作成。

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