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諸外国の動き:米国はシリアの化学兵器廃棄プロセス継続に固執(2014年9月4日)

サマンサ・パワー米国連代表大使は、シリアでの化学兵器廃棄プロセスに関して、「国連安保理決議第2118号が完全に適用されていないなかで、(廃棄問題は)終了せず…、国連安保理はこの問題を追跡し続ける」と述べた。

またパワー大使は、ダーイシュ(イスラーム国)が「シリア国内に残っているかもしれない化学兵器を掌握する可能性を懸念している」と付言する一方、「シリア政府はダーイシュがシリア国民に対して行っているのと同じテロ戦略を行っている」と批判した。

なおパワー大使はシリアの化学兵器廃棄問題に関する安保理の非公式会合で、化学兵器禁止機関の報告によると、シリア国内には依然として破壊されていない化学兵器関連施設が12カ所あるとし、アサド政権はこれらの施設を破壊しなければならないと主張したという。

『ハヤート』(9月5日付)が伝えた。

AFP, September 4, 2014、AP, September 4, 2014、ARA News, September 4, 2014、Champress, September 4, 2014、al-Hayat, September 5, 2014、Kull-na Shuraka’, September 4, 2014、al-Mada Press, September 4, 2014、Naharnet, September 4, 2014、NNA, September 4, 2014、Reuters, September 4, 2014、SANA, September 4, 2014、UPI, September 4, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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