シリア国民連合、アレッポ戦闘中止イニシアチブを事実上拒否(2014年12月16日)

ARA News(12月16日付)によると、シリア革命反体制勢力国民連立のムハンマド・カッダーフ副議長は、「デミストゥラ共同特別代表は、彼が示した提案からして今のところ体制(アサド政権)の一部だ。彼のイニシアチブになど関心はない」とアレッポ戦闘中止イニシアチブを拒否する意思を示した。

シリア革命反体制勢力国民連立は、イドリブ県によるシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の攻勢を「革命家の成果」と賞賛している。

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シリア革命反体制勢力国民連立のハーディー・バフラ議長はEU外相会議が開かれていたブリュッセルを訪問し、EU諸国外相らと会談した。

『ハヤート』(12月17日付)によると、会談でバフラ議長は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表によるアレッポ戦闘中止イニシアチブに関して、「ジュネーブ合意の原則に従って、包括的政治正常化」に至る必要があると指摘するとともに、特定地域での戦闘中止をアサド政権が利用して弾圧を行わないよう保障する必要があることを強調した。

AFP, December 16, 2014、AP, December 16, 2014、ARA News, December 16, 2014、Champress, December 16, 2014、al-Hayat, December 17, 2014、Kull-na Shuraka’, December 16, 2014、al-Mada Press, December 16, 2014、Naharnet, December 16, 2014、NNA, December 16, 2014、Reuters, December 16, 2014、SANA, December 16, 2014、UPI, December 16, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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