イスラーム国をめぐる動き:YPGがアイン・アラブの80%を制圧(2015年1月5日)

アレッポ県では、ARA News(1月5日付)、シリア人権監視団などによると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がアイン・アラブ市中心部の治安厳戒地区(市庁舎一帯)、学校密集地区(リーフィーヤ学校、工業学校、サウラ学校、女学校)からダーイシュ(イスラーム国)を放逐、同地を完全制圧した。

人民防衛隊はまた、マシュタ・ヌール高地一帯でもダーイシュと交戦した。

シリア人権監視団によると、これにより人民防衛隊はアイン・アラブ市の約80%を制圧したという。

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同じく、アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタッラト・タイヤーラに展開するシリア軍の拠点複数カ所を砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ハワーイジュ村をシリア軍が2度にわたり空爆し、子供2人が死亡、多数が負傷した。

シリア軍はまた、アイヤーシュ村に対しても空爆を行った。

シリア軍はさらに、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ジスル・スィヤーサ一帯を砲撃、フワイジャト・サクル地区などで国防隊とともにダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

このほか、ダーイシュはハリージー村でシャームの民のヌスラ戦線の元メンバー3人を逮捕した。

3人はいずれも投稿し、ダーイシュのもとで「改悛」を宣言していたという。

一方、SANA(1月5日付)によると、ダイル・ザイル航空基地周辺、ブー・ウマル村、シューラ村、フサイニーヤ町、ハリータ村、マリーイーヤ村、アイヤーシュ村、ジャフラ村、ダイル・ザウル市ジュバイリーヤ地区、ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、ラサーファ地区、ウルフィー地区、工業地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(1月5日付)によると、シャーイル・ガス採掘所周辺、タイバ村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(1月5日付)によると、タッル・ガザール一帯に潜入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)戦闘員をシリア軍が撃退した。

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ARA News(1月5日付)によると、米国など有志連合は、シリア国内のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して14回、イラク領内のダーイシュ拠点に対して6回の空爆を行った。

このうちシリア国内での空爆では、ダイル・ザウル県内(ジャブラ村郊外)の原油集積施設を破壊したという。

AFP, January 5, 2015、AP, January 5, 2015、ARA News, January 5, 2015、Champress, January 5, 2015、al-Hayat, January 6, 2015、Iraqi News, January 5, 2015、Kull-na Shuraka’, January 5, 2015、al-Mada Press, January 5, 2015、Naharnet, January 5, 2015、NNA, January 5, 2015、Reuters, January 5, 2015、SANA, January 5, 2015、UPI, January 5, 2015などをもとに作成。

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