2014年2月6日のシリア情勢:反体制勢力の動き

シャーム自由人イスラーム運動、タウヒード旅団、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム暁イスラーム運動、「命じられるまま正しくあれ」旅団連合からなる合同作戦司令部は声明を出し、24時間以内にアレッポ市内の軍の拠点、検問所、施設を攻撃する(「真の約束は近い」作戦)と発表、住民に避難を呼びかけた。

Kull-na Shuraka’, February 6, 2014

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アレッポ・ウラマー戦線は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に対して3日以内にシリアを去り、イラクへ戻るよう最後通告を出すとともに、自由シリア軍およびダーイシュと交戦するジハード主義武装集団に対して、ダーイシュとの戦闘がイスラーム法上合法的だと宣言した。

Kull-na Shuraka’, February 6, 2014

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AKI(2月6日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立の複数の消息筋の話として、連立が他の反体制勢力のジュネーブ2会議代表団への参加に関して、これまでの決定の遵守、拒否権発動禁止を条件に、参加(拡大)を認めるとの意思を示している、と報じた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のミシェル・キールー氏はアラビーヤ(2月6日付)に、アサド政権が「樽爆弾」による空爆を続けるのであれば、2月10日再開予定のジュネーブ2会議第2ラウンドでの交渉をボイコットすべきだと述べた。

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クッルナー・シュラカー(2月6日付)によると、民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表、アブドゥルマジード・マンジューナ氏がシリア革命反体制勢力国民連立代表と会談するため、ダマスカスを発ち、エジプトのカイロに到着した。

ジュネーブ2会議の反体制勢力代表団の拡大について協議する予定。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会のハイサム・マンナーア在外局長はしかし、「客観的状況と自発的な条件が見なされない限り、委員会はいかなる対話にも参加しない」と述べ、ジュネーブ2会議の反体制勢力代表団への不参加を表明した。

UPI(2月6日付)が伝えた。

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シリア革命総合委員会は、ハサカ県ラアス・アイン市周辺の村々で、民主統一党人民防衛隊が市民活動家数十人を「自由シリア軍を支持している」との理由で逮捕していると主張した。

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シリア人権監視団は、アレッポ県東部への軍ヘリコプターによる「樽爆弾」の投下などで、過去5日間で子供73人を含む246人が犠牲となったと発表した。

しかし「樽爆弾」での犠牲者数は犠牲者の約30%程度だという。

AFP, February 6, 2014、AKI, February 6, 2014、Alarabia, February 6, 2014、AP, February 6, 2014、Champress, February 6, 2014、al-Hayat, February 7, 2014、Iraqinews.com, February 6, 2014、Kull-na Shuraka’, February 6, 2014、Naharnet, February 6, 2014、NNA, February 6, 2014、Reuters, February 6, 2014、Rihab News, February 6, 2014、SANA, February 6, 2014、UPI, February 6, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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