駐ジュネーブ・ロシア大使「一部の反体制派はもはや、バッシャール・アサドが去るかとどまるかに固執しなくなっている」(2015年4月16日)

ロシアのアレクセイ・ボロダフキン駐ジュネーブ国連大使は、アサド政権と反体制派の和平交渉「モスクワ2」に関して「交渉によってよりよい結果が実現する希望がある。反体制派の主流派とシリア政府は、4年にわたる内戦の軍事的解決はないということをこれまで以上に理解するようになっている」と述べ、両者の接近が見られたことを高く評価した。

また「反体制派は軍事基地をもっておらず、そのことが交渉を成功に導くことになろう。自由シリア軍は敗北し、その一部はダーイシュ(イスラーム国)に加わってしまっている。反体制派はそのことを意識、理解せねばならない…。何よりもまず流血を止め、ダーイシュと戦うことに集中せねばらない」と付言した。

そのうえで「一部の反体制派はもはや、バッシャール・アサドが去るかとどまるかに固執しなくなっている」と強調した。

『ハヤート』(4月17日付)などが伝えた。

AFP, April 16, 2015、AP, April 16, 2015、ARA News, April 16, 2015、Champress, April 16, 2015、al-Hayat, April 17, 2015、Iraqi News, April 16, 2015、Kull-na Shuraka’, April 16, 2015、al-Mada Press, April 16, 2015、Naharnet, April 16, 2015、NNA, April 16, 2015、Reuters, April 16, 2015、SANA, April 16, 2015、UPI, April 16, 2015などをもとに作成。

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