シリア国家建設潮流のフサイン代表がトルコに逃走(2015年4月19日)

Elaph(4月19日付)は、複数の反体制派消息筋の話として、シリア国家建設潮流のルワイユ・フサイン代表がシリア国外に逃走したと伝えた。

フサイン氏は2014年11月に「民族感情を弱め、虚偽の情報を発信したとの罪」で逮捕された後、15年2月に保釈金を支払い釈放されていたが、国外への渡航を禁止されており、シリア政府と反体制派の和平交渉「モスクワ2」への参加を見送っていた。

国外する逃亡直前、フサイン氏はシリア国家建設潮流の幹部とともに、ハサカ県ラアス・アイン市を訪問し、西クルディスタン移行期民政局の高官らと会談していた。

これに関して、シリア国家建設潮流のアナス・ジャウダ副代表は、フサイン代表が、ムナー・ガーニム副代表とともに、ラアス・アイン市訪問後、トルコ領内に逃走したとしたうえで、「フサイン氏とガーニム氏の個人的な振る舞いを非難する。この2人が行う決定、行動、会談に対して私は何の責任も負っていないし、無関係だ」と糾弾した。

なお『ハヤート』(4月20日付)によると、ジャウダ副代表の発言を受け、「一部のメンバーが、私が規則に反して国外にいると主張している。しかし私が何度も国外を訪問していることは周知のことで、こうした発言に驚いている…。しかも私は渡航を禁止されていない」と反論した。

AFP, April 19, 2015、AP, April 19, 2015、ARA News, April 19, 2015、Champress, April 19, 2015、Elaph, April 19, 2015、al-Hayat, April 20, 2015、Iraqi News, April 19, 2015、Kull-na Shuraka’, April 19, 2015、al-Mada Press, April 19, 2015、Naharnet, April 19, 2015、NNA, April 19, 2015、Reuters, April 19, 2015、SANA, April 19, 2015、UPI, April 19, 2015などをもとに作成。

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