アル=カーイダ系組織がイドリブ県のマストゥーマ軍事基地に迫る(2015年5月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アリーハー市・マストゥーマ村街道に位置するムサイビーン村一帯で、シリア軍とファトフ軍作戦司令室が交戦、またシリア軍がジスル・シュグール市郊外のバシュラームーン村一帯を2度にわたって空爆した。

これに関して、マサール・プレス(5月13日付)は、シャーム自由人イスラーム運動が、ザーウィヤ山のファンナール検問所からムサイビーン村に11ヶ月かけて、トンネルを掘削、同村内の検問所の地下で3トンの爆発物を爆発させ、同村を制圧したと伝えた。

Kull-na Shuraka’, March 13, 2015

またファトフ軍作戦司令室は、マストゥーマ村郊外の高地にあるシリア軍拠点に、爆弾を積んだ自動車で自爆攻撃を行い、シリア軍兵士複数が死傷した。

このシリア軍拠点は、マストゥーマ軍事基地に隣接、同地一帯のシリア軍拠点を見渡すことができる戦略的要衝に位置しているという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、サフル平原のカストゥーン村一帯をシリア軍が「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(5月13日付)によると、ラターミナおよびその周辺で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム軍団、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヨルダン国境に位置するナスィーブ国境通行所一帯を空爆した。

またヤルムーク軍の司令官が武装集団によって誘拐された。

一方、SANA(5月13日付)によると、ナスィーブ国境通行所近く、アトマーン村、ダルアー市ビラール・ハバシー・モスク一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(5月13日付)によると、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、ナースィル・サラーフッデイィーン旅団、シャームの剣旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(5月13日付)によると、アレッポ市アシュラフィーヤ地区、スッカリー地区、シャッアール地区、ハナーヌー地区、シャイフ・サイード地区、カルム・カーティルジー地区、アブドゥラッブフ地区、バニー・ザイド地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、バドル殉教者旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、アレッポ市南部郊外のアイス村などへのシリア軍の空爆により、子供17人、女性3人を含む39人が死亡した。


AFP, May 13, 2015、AP, May 13, 2015、ARA News, May 13, 2015、Champress, May 13, 2015、al-Hayat, May 14, 2015、May 15, 2015、Iraqi News, May 13, 2015、Kull-na Shuraka’, May 13, 2015、al-Mada Press, May 13, 2015、Masar Press Agency, May 13, 2015、Naharnet, May 13, 2015、NNA, May 13, 2015、Reuters, May 13, 2015、SANA, May 13, 2015、UPI, May 13, 2015などをもとに作成。

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