ハリールYPG報道官が、米国からのさらなる武器供与を示唆したムスリムPYD共同党首を批判(2015年10月15日)

西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊のライドゥール・ハリール報道官は、フェイスブックの公式ページを通じて声明を出し、米軍からの武器受給を示唆した民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首の発言を「越権行為」だと批判した。

ハリール報道官は声明で、「人民防衛隊の今後の作戦計画、とりわけ有志連合からの武器受給に関するムスリム共同党首の発言は…彼とは無関係なことへの干渉であり、単なる一政党の党首に過ぎない彼の責任を逸脱している」と述べた。

ハリール報道官はまた「ムスリム党首の見解は、彼個人、彼の政党の見解以外の何ものでもなく、我々には無関係だ」と付言した。

ムスリム共同党首は、米軍がシリア・アラブ同盟に投下した50トンの弾薬に関して「米国は西クルディスタンのクルド人部隊に50トンを供与した…。彼らは米国から高性能兵器を供与されているが、これらまだ使用されていない…。こうした支援は始まりに過ぎず、近い将来さらなる支援が行われるだろう」と述べていた。

ARA News(10月16日付)が伝えた。


AFP, October 16, 2015、AP, October 16, 2015、ARA News, October 16, 2015、Champress, October 16, 2015、al-Hayat, October 17, 2015、Iraqi News, October 16, 2015、Kull-na Shuraka’, October 16, 2015、al-Mada Press, October 16, 2015、Naharnet, October 16, 2015、NNA, October 16, 2015、Reuters, October 16, 2015、SANA, October 16, 2015、UPI, October 16, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts