トルコ軍が領空侵犯した所属不明の無人航空機を撃墜、米国はロシア機だと疑う(2015年10月16日)

『ハヤート』(10月17日付)によると、トルコ軍は、トルコ空軍戦闘機が、トルコ領空を侵犯した所属不明の無人航空機を撃墜したと発表した。

NTV(10月16日付)によると、撃墜された無人航空機は、国境から約3キロのトルコ領内の地点に墜落した。

トルコ政府高官はロイター通信(10月16日付)に対して、撃墜された航空機が「無人航空機であり、我々の国籍を特定しようとしている」と述べた。

また、米政府高官(匿名)はロイター通信に対して、トルコ軍が撃墜した無人航空機が、シリアに展開しているロシア軍の無人航空機であると疑っていると述べた。

これに対して、ロシア国防省は、シリア領内で任務についているロシア軍戦闘機が無事基地に帰還したとしたうえで、「すべての無人航空機は計画に従って作戦に従事している」と発表した。

AFP, October 16, 2015、AP, October 16, 2015、ARA News, October 16, 2015、Champress, October 16, 2015、al-Hayat, October 17, 2015、Iraqi News, October 16, 2015、Kull-na Shuraka’, October 16, 2015、al-Mada Press, October 16, 2015、Naharnet, October 16, 2015、NNA, October 16, 2015、Reuters, October 16, 2015、SANA, October 16, 2015、UPI, October 16, 2015などをもとに作成。

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