ダマスカス郊外県、アレッポ県でシリア軍と反体制武装集団の戦闘続く(2015年12月15日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥーマー市郊外のアーリヤ農場、アッブ農場橋一帯を砲撃、また戦闘機(所属不明)がサクバー市、ダイル・アサーフィール市一帯を空爆した。

このほか、シリア人権監視団によると、シリア軍はダーライヤー市に対して「樽爆弾」で空爆を行い、同地各所でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(12月15日付)によると、シリア軍がアルバイン市、ザマルカー町、ジスリーン町・ビラーリーヤ村間の街道一帯でイスラーム軍などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、マサール・プレス(12月15日付)によると、反体制武装集団がバーニス村一帯で、シリア軍とともにアレッポ市南部郊外で進軍を続けるイラン人、イラク人の民兵と交戦した。

ARA News(12月15日付)によると、これによりファトフ軍がバーニス村を奪還したという。

一方、SANA(12月15日付)によると、シリア軍がハーン・アサル村、アターリブ市、アーミリーヤ村、アレッポ市シャイフ・ルトフィー地区、ハナーヌー地区、カラム・タッハーン地区、ジャズマーティー地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アラブ系・アジア系外国人戦闘員が県北部の山岳地帯(ヌーバ山一帯、ズワイク村一帯)で、シャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなるジハード主義武装集団と交戦を続けた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がナージヤ村およびその一帯を砲撃する一方、ロシア軍と思われる戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市を空爆し、子供1人を含む5人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機が、タッル・ワースィト村、マンスーラ村を空爆した。

またシリア軍は、カフルズィーター市、ラターミナ町、ラハーヤー村を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(12月15日付)によると、シリア軍がラターミナ町、ラハーヤー村でファトフ軍の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタルビーサ市一帯を、ロシア軍と思われる戦闘機がガルナータ村、ガジャル村、ウンム・シャルシューフ村一帯を空爆した。

一方、SANA(12月15日付)によると、シリア軍がティールマアッラ村、タルビーサ市、イッズッディーン村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がインヒル市、カフルシャムス町を砲撃した。

一方、SANA(12月15日付)によると、シリア軍がダルアー市鉄道駅一帯で、南部タウヒード旅団、ハウラーン・ムジャーヒディーン大隊などシャームの民のヌスラ戦線の傘下組織と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、クッルナー・シュラカー(12月15日付)によると、ハウラーン法務局のウサーマ・ヤティーム裁判長が乗った車が、ダルアー市・サイダー町間の街道に仕掛けられた爆弾の爆発に巻き込まれ、ヤティーム氏を含む3人が死亡した。

AFP, December 15, 2015、AP, December 15, 2015、ARA News, December 15, 2015、Champress, December 15, 2015、al-Hayat, December 16, 2015、Iraqi News, December 15, 2015、Kull-na Shuraka’, December 15, 2015、al-Mada Press, December 15, 2015、Masar Press Agency, December 15, 2015、Naharnet, December 15, 2015、NNA, December 15, 2015、Reuters, December 15, 2015、SANA, December 15, 2015、UPI, December 15, 2015などをもとに作成。

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