YPG主体のシリア民主軍が「安全保障地帯」内の2カ村をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧(2016年1月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米トルコが「安全地帯」にしていた地域に位置するターター・マラーシュ村、タナブ村(アアザーズ市近郊)でダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地を制圧した。

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マーリア作戦司令室司令官のヤースィル・アブドゥッラヒーム中佐は声明を出し、司令室に所属する自由シリア軍の一部の部隊が命令に従わないとして、辞任すると発表した。

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一方、シリア民主軍に参加する革命家軍は声明を出し、自衛目的、あるいは攻撃を受けた場合を除いて、あらゆる武装集団との交戦を停止すると発表した。

AFP, January 1, 2016、AP, January 1, 2016、ARA News, January 1, 2016、Champress, January 1, 2016、al-Hayat, January 2, 2016、Iraqi News, January 1, 2016、Kull-na Shuraka’, January 1, 2016、al-Mada Press, January 1, 2016、Naharnet, January 1, 2016、NNA, January 1, 2016、Reuters, January 1, 2016、SANA, January 1, 2016、UPI, January 1, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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