リヤド最高交渉委員会はサウジアラビアで緊急会合を開き、米・ロシアによる「戦闘行為の停止」をめぐる合意への対応を協議(2016年2月22日)

リヤド最高交渉委員会はサウジアラビアのリヤドで緊急会合を開き、米・ロシア外相による「戦闘行為の停止」をめぐる暫定合意への対応について協議した。

クッルナー・シュラカー(2月22日付)によると、会合では、委員長のリヤード・ヒジャーブ元首相は、イスタンブールでの会合で反体制武装集団が合意に達したという。条件付きでの停戦受諾(ロシアの空爆停止を国際社会が保障することを条件とする停戦受諾)について報告、この停戦受諾が、包囲解除、人道支援、逮捕者釈放、空爆・砲撃停止を定めた国連安保理決議第2254号の第12、13、14項を国際社会が実現・遵守することにかかっていることを確認した。

一方、米・ロシアによる「戦闘停止の停止」をめぐる合意について、ヒジャーブ元首相は、ミュンヘンでのISSG(国際シリア支援グループ)の合意に従うとしつつ、「近く公式に対応する」と述べた。

AFP, February 22, 2016、AP, February 22, 2016、ARA News, February 22, 2016、Champress, February 22, 2016、al-Hayat, February 23, 2016、Iraqi News, February 22, 2016、Kull-na Shuraka’, February 22, 2016、al-Mada Press, February 22, 2016、Naharnet, February 22, 2016、NNA, February 22, 2016、Reuters, February 22, 2016、SANA, February 22, 2016、UPI, February 22, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts