英仏首脳が共同声明でロシア軍とシリア軍に「穏健な反体制派」への攻撃停止を求める(2016年3月3日)

英国のデヴィッド・キャメロン首相とフランスのフランソワ・オランド大統領は共同声明を出し、シリア領内でのロシア軍とシリア軍による「穏健な反体制派」への攻撃の即時停止を求めた。

声明のなかで両首脳は「我々はロシア、シリア政府など、人権を侵害するすべての当事者に「穏健な反体制派」への攻撃を即時停止するよう求める」と表明した。

また両首脳は、米、ロシア、そしてイランの後援を受け、アレッポ県北西部でアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装州集団に対して攻勢を続ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍やシリア軍の動きに関して、「和平を脅威に曝す可能性があり、難民危機を悪化させ、ダーイシュ(イスラーム国)を利する」として、進軍を止めるべきだと主張した。

AFP, March 3, 2016、AP, March 3, 2016、ARA News, March 3, 2016、Champress, March 3, 2016、al-Hayat, March 4, 2016、Iraqi News, March 3, 2016、Kull-na Shuraka’, March 3, 2016、al-Mada Press, March 3, 2016、Naharnet, March 3, 2016、NNA, March 3, 2016、Reuters, March 3, 2016、SANA, March 3, 2016、UPI, March 3, 2016などをもとに作成。

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