シリア軍がダーイシュとの交戦の末タドムル市近郊のヒヤール山を完全制圧する一方、米国の支援を受ける「新シリア軍」はタンフ国境通行所を掌握しているとあくまでも主張(2016年3月22日)

ヒムス県では、SANA(3月22日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、タドムル市にいたるヒヤール山を完全制圧した。

シリア軍はまた、タドムル市周辺、シャーイル街道交差点西部、カルヤタイン市でダーイシュ拠点を空爆した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(3月22日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団が、タスィール町でハーリド・サイフッラー旅団の司令官アブドゥッラフマーン・ザイン・アービディーン氏を捕捉し、処刑した。

一方、SANA(3月22日付)によると、シリア軍がハッラーブ・シャフム村でダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団の拠点を攻撃した。

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米国の教練を受け発足した「新シリア軍」はビデオ声明(https://youtu.be/W0PRvH8-MAs)を出し、ヒムス県のイラク国境地帯に位置するタンフ国境通行所に進攻してきたダーイシュ(イスラーム国)を撃退したと発表した。

「新シリア軍」によると、タンフ国境通行所は、「新シリア軍」の制圧下にあるのだという。

AFP, March 22, 2016、AP, March 22, 2016、ARA News, March 22, 2016、Champress, March 22, 2016、al-Hayat, March 23, 2016、Iraqi News, March 22, 2016、Kull-na Shuraka’, March 22, 2016、al-Mada Press, March 22, 2016、Naharnet, March 22, 2016、NNA, March 22, 2016、Reuters, March 22, 2016、SANA, March 22, 2016、UPI, March 22, 2016などをもとに作成。

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