ダーイシュがアレッポ市北西部のマーリア市に迫るなか、OCHAは住民4万人が避難していることを懸念(2016年4月20日)

国連人道問題調整事務所(OCHA)は、アレッポ県北西部での戦闘激化を受け、4万人以上の住民が避難を余儀なくされていると指摘、懸念を表明した。

アレッポ県北西部のトルコ国境地帯では、ダーイシュ(イスラーム国)とハワール・キリス作戦司令室の戦闘が激化、トルコ軍が後者を越境砲撃で、また米軍(主導の有志連合)が空爆による航空支援を行っている。

OCHAによると、避難した住民の多くは、「穏健な反体制派」とアル=カーイダ系組織の拠点都市であるアアザーズ市方面に避難しているという。

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アレッポ県では、ARA News(4月20日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、「穏健な反体制派」とアル=カーイダ系組織の拠点都市の一つマーリア市一帯を激しく攻撃したが、第一連帯、シャーム軍団などがこれに応戦、これを撃退した。

AFP, April 20, 2016、AP, April 20, 2016、ARA News, April 20, 2016、Champress, April 20, 2016、al-Hayat, April 21, 2016、Iraqi News, April 20, 2016、Kull-na Shuraka’, April 20, 2016、al-Mada Press, April 20, 2016、Naharnet, April 20, 2016、NNA, April 20, 2016、Reuters, April 20, 2016、SANA, April 20, 2016、UPI, April 20, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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