アサド大統領が南アのムフェケト国際関係協力副大臣と会談(2016年5月19日)

アサド大統領は、シリアを訪問中の南アメリカのノマインディア・ムフェケト国際関係協力副大臣および同大臣に随行する使節団とダマスカスで会談し、シリア情勢などについて意見を交わした。

会談でムフェケト副大臣は、外国の介入なきシリア危機の解決への支持と、一部当事国によるテロ組織支援停止の必要を強調した。

これに対して、アサド大統領は南アフリカを初めとするBRICs諸国のシリア政策が国際関係の均衡をもたらしていることを高く評価、こうした政策がなければ、欧米諸国のヘゲモニーが拡大し、内政干渉の試みも増していただろうと述べた。

会談では、両国関係、とりわけ文化、経済面で協力を行い、大学生ら若い世代間の交流を促進することなどが重要だとの点で合意したという。

SANA, May 19, 2016

AFP, May 19, 2016、AP, May 19, 2016、ARA News, May 19, 2016、Champress, May 19, 2016、al-Hayat, May 20, 2016、Iraqi News, May 19, 2016、Kull-na Shuraka’, May 19, 2016、al-Mada Press, May 19, 2016、Naharnet, May 19, 2016、NNA, May 19, 2016、Reuters, May 19, 2016、SANA, May 19, 2016、UPI, May 19, 2016などをもとに作成。

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