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米CENTCOMのヴォーテル司令官がアイン・アラブ(コバネ)市を訪問し、YPG、シリア民主軍幹部と会見(2016年5月21日)

『ハヤート』(5月23日付)などによると、2016年4月に米軍中央司令部(CENTCOM)司令官に就任したジョセフ・ヴォーテル大将が、「シリア北部」の西クルディスタン移行期民政局の支配地域を「極秘訪問」し、人民防衛隊および同部隊が主導するシリア民主軍の幹部らと会談した。

具体的な訪問先は公表されなかったが、ARA News(5月22日付)によると、ヴォーテル司令官が訪問したのは、アレッポ県東部のトルコ国境に位置するアイン・アラブ(コバネ)市だったという。

ヴォーテル司令官は同行した記者に対して「私はこのミッションに責任がある。我々がここに配置した人々に対しての責任がある…。彼らが何に対処しているのかを実際に来て目にし、彼らが対処している危機を共有するのが私の責務だ…。我々には隠し事などない。我々がここで何をしているかについて詮索されたくはない。米国民は我々がここで何をしているのかを見る権利がある」と述べた。

ヴォーテル司令官はまた「私は、彼らの能力、そして彼らを支援する我々の能力をますます確信した…。(反体制派支援の)モデルはうまく機能していると思う」と付言した。

The Daily Mail, May 23, 2016

AFP, May 22, 2016、AP, May 22, 2016、ARA News, May 22, 2016、Champress, May 22, 2016、The Daily Mail, May 22, 2016、al-Hayat, May 23, 2016、Iraqi News, May 22, 2016、Kull-na Shuraka’, May 22, 2016、al-Mada Press, May 22, 2016、Naharnet, May 22, 2016、NNA, May 22, 2016、Reuters, May 22, 2016、SANA, May 22, 2016、UPI, May 22, 2016などをもとに作成。

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