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トルコのチャヴシュオール外務大臣「PYD(YPG)抜きでの合同特殊作戦実施を米国に提案している」(2016年5月30日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、アレッポ県北西部のトルコ国境地帯でのダーイシュ(イスラーム国)の攻勢に関して記者団に、米国と合同特殊作戦の実施を提案しているが、この作戦は西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊を排除するかたちで行われるべきだと述べた。

チャヴシュオール外務大臣は「本件に関して米国と協議しているのは、早急にマンビジュ一帯を封鎖し…、第2戦線を開くことだ…。彼ら(米国)には特殊部隊があり、我々にも特殊部隊がある…。しかし、我々は言いたい。新たな戦線を開かねばならないが、民主統一党抜きだ」と述べた。

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アレッポ県では、CNN Turk(5月30日付)によると、トルコ軍は県北西部一帯に対して越境砲撃を行い、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員28人を殺害した。

AFP, May 30, 2016、AP, May 30, 2016、ARA News, May 30, 2016、Champress, May 30, 2016、al-Hayat, May 31, 2016、Iraqi News, May 30, 2016、Kull-na Shuraka’, May 30, 2016、al-Mada Press, May 30, 2016、Naharnet, May 30, 2016、NNA, May 30, 2016、Reuters, May 30, 2016、SANA, May 30, 2016、CNN Turk, May 30, 2016、UPI, May 30, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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