シリア軍、ロシア軍はファトフ軍が支配するイドリブ県各所などで爆撃を継続(2016年6月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がサラーキブ市一帯、フバイト村、タッル・アース村、アリーハー市、ビンニシュ市、マアッラトミスリーン市、フーア市周辺地域、ハーン・シャイフーン市、タマーニア町、アービディーン村を空爆し、女性1人が死亡、複数が負傷した。

なお、ARA News(6月2日付)によると、サラーキブ市一帯を空爆したのはシリア軍戦闘機。

またカファルヤー町近郊で、シャームの民のヌスラ戦線のメンバー6人が何者かによって殺害された。

これに対して、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍はフーア市を砲撃した。

SANA(6月2日付)によると、反体制武装集団によるフーア市への砲撃で、子供1人が死亡、2人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊がアクラブ町郊外一帯でジハード主義武装集団と交戦し、戦闘機(所属明示せず)が同地一帯を空爆した。

戦闘機はまた、カフルズィーター市、ラターミナ町、ザカート村を10回以上にわたり空爆した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東グータ地方のバハーリーヤ村一帯で、シリア軍、国防隊がイスラーム軍などのジハード主義武装集団と交戦し、シリア軍はバイト・ジン村一帯を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(6月2日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにマクルーサ村、ハルファー村でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(6月2日付)によると、シリア軍戦闘機がタルビーサ市を空爆し、少なくとも7人が死亡、15人が負傷した。

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ダルアー県では、SANA(6月2日付)によると、シリア軍がダルアー市マンシヤ地区南部一帯でシャームの民のヌスラ戦線、南部タウヒード旅団などからなる反体制武装集団と交戦した。

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クナイトラ県では、SANA(6月2日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がバアス市の民家を砲撃した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、6月2日に3件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス郊外県で発生し、イスラーム軍が砲撃を行ったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は612件。

AFP, June 2, 2016、AP, June 2, 2016、ARA News, June 2, 2016、Champress, June 2, 2016、al-Hayat, June 3, 2016、Iraqi News, June 2, 2016、Kull-na Shuraka’, June 2, 2016、al-Mada Press, June 2, 2016、Naharnet, June 2, 2016、NNA, June 2, 2016、Reuters, June 2, 2016、SANA, June 2, 2016、UPI, June 2, 2016などをもとに作成。

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