シリア軍、砂漠の鷹旅団などはロシア軍の爆撃支援を受け、ラッカ県内でダーイシュとの戦闘を続ける(2016年6月5日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市西部のアサド湖方面、ラッカ市・アレッポ市街道方面に向けて進軍を続けるシリア軍、砂漠の鷹旅団などが、ヒムス県から派遣されたダーイシュの戦闘員を攻撃した。

この戦闘でダーイシュ35人以上の消息が不明となっているという。

なお、シリア軍はロシア軍の航空支援を受け、ハマー県からラッカ県内に入り、進軍を続けており、4日以降の戦闘でダーイシュ戦闘員26人を殲滅、シリア軍側も9人が死亡したという。

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ハマー県では、SANA(6月5日付)によると、シリア軍、人民防衛諸集団がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、イスリヤー村郊外のアブー・アラージュ村およびその周辺の丘陵地帯を制圧した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がスフナ市郊外のハイル油田近郊のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、子供2人を含む4人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダイル・ザウル市南西部パノラマ交差点一帯、サルダ山一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、戦闘機(所属明示せず)が同地を空爆した。

AFP, June 5, 2016、AP, June 5, 2016、ARA News, June 5, 2016、Champress, June 5, 2016、al-Hayat, June 6, 2016、Iraqi News, June 5, 2016、Kull-na Shuraka’, June 5, 2016、al-Mada Press, June 5, 2016、Naharnet, June 5, 2016、NNA, June 5, 2016、Reuters, June 5, 2016、SANA, June 5, 2016、UPI, June 5, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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