ラッカ県南西部、ハマー県東部でシリア軍、砂漠の鷹旅団がダーイシュとの戦闘を続ける(2016年6月7日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍、シリア軍の空爆支援を受けたシリア軍および砂漠の鷹旅団などからなる民兵は、タブカ航空基地30キロの距離まで進軍した。

一方、SANA(6月7日付)によると、シリア軍が県南西部ラサーファ村(ハマー県)交差点西方のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

他方、ダーイシュの広報部門アアマーク通信によると、ダーイシュはイスリヤー村・サラミーヤ市間の街道でシリア軍と交戦し、シリア軍兵士34人を殺害したという。

ARA News, June 7, 2016

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラッカ県との県境に近いイスリヤー村・シャイフ・ハラール村回廊一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

両者はまた県東部のサッブーラ村一帯でも交戦した。

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ヒムス県では、ARA News(6月7日付)によると、シリア軍はタドムル市近郊の穀物サイロ地区を、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に完全制圧した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(6月7日付)によると、シリア軍がシューラー村、ダイル・ザウル航空基地南部、ブガイリーヤ村、アイヤーシュ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点、車輌を空爆した。

AFP, June 7, 2016、AP, June 7, 2016、ARA News, June 7, 2016、Champress, June 7, 2016、al-Hayat, June 8, 2016、Iraqi News, June 7, 2016、Kull-na Shuraka’, June 7, 2016、al-Mada Press, June 7, 2016、Naharnet, June 7, 2016、NNA, June 7, 2016、Reuters, June 7, 2016、SANA, June 7, 2016、UPI, June 7, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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