シリア軍、ロシア軍による爆撃が続くなか、反体制組織「独立医療協会」は過去24時間でアレッポ市内の野戦病院4カ所と血液バング1カ所が爆撃で「利用不能」になったと主張(2016年7月24日)

アレッポ県では、アレッポ市東部の反体制武装集団支配地域で医療活動を行っているというシリア人の反体制組織「独立医療協会」(Independent
Doctors Association)が、過去24時間で同地に対する空爆で「小児病院」を含む野戦病院4カ所と血液バンク1カ所が「利用不能」に追い込まれたと主張した。

「小児病院」だという施設での空爆では生後2日の乳児1人が死亡したという。

空爆はロシア軍とシリア軍が行ったものだという。

一方、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属不明)がフライターン市、アナダーン市、ハイヤーン町、カフルハムラ村、ハンダラート・キャンプ一帯、アルド・マッラーフ地区農場地帯、アレッポ市スッカリー地区、サーリヒーン地区、カーディー・アスカル地区、バーブ・ハディード地区、マルジャ地区、ジュッブ・クッバ地区、バニー・ザイド地区、ハラク地区、マアーディー地区、ハイダリーヤ地区、サーフール地区、ブスターン・カスル地区、カッラーサ地区、マガーイル地区、シャイフ・サアド地区、ブアイディーン地区、ブスターン・バーシャー地区、ジャンドゥール地区、ジスル・ハッジ地区を空爆し、複数の死傷者が出た。

アレッポ県では、SANA(7月24日付)によると、アレッポ市国立博物館一帯を反体制武装集団が砲撃し、博物館の天井などが被害を受けた。

AFP, July 24, 2016、AP, July 24, 2016、ARA News, July 24, 2016、Champress, July 24, 2016、al-Hayat, July 25, 2016、Iraqi News, July 24, 2016、Kull-na Shuraka’, July 24, 2016、al-Mada Press, July 24, 2016、Naharnet, July 24, 2016、NNA, July 24, 2016、Reuters, July 24, 2016、SANA, July 24, 2016、UPI, July 24, 2016などをもとに作成。

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