シリア人権監視団は過去22ヶ月でのシリア軍による64,455回の爆撃で民間人8,139人が、ロシア軍の爆撃で8,139人が死亡したと発表するも、両軍の爆撃をどのように峻別しているは不明(2016年8月20日)

シリア人権監視団は、2014年10月20日から2016年8月20日までの22ヶ月間で、シリア軍戦闘機・ヘリコプターの空爆回数が6万4,455回を記録したと発表した。

このうちシリア軍ヘリコプターによる「樽爆弾」での空爆が3万5,755回、戦闘機による空爆は2万8,700回にのぼり、民間人9,307人(うち子供1,992人、女性1,327人、男性5,988人)が死亡したという。

一方、ロシア軍の空爆におる犠牲者数は8,139人で、うち民間人は3,089人(子供743人、女性466人、男性1,880人)、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員2,574人、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、トルキスターン・イスラーム党などの外国人戦闘員を含む「反体制派」戦闘員が2,476人にのぼるという。

シリア人権監視団は、多くの場合、シリア軍、ロシア軍のどちらが空爆を行ったかは公表しておらず、両軍の空爆による犠牲者をどのように峻別しているかは不明。

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シリア人権監視団は、ファトフ軍がアレッポ市東部の解囲に向けた「アレッポ大血戦」を開始した7月31日以降のアレッポ市での戦闘での民間人死者数が333人を記録したと発表した。

このうち163人(子供49人を含む)が、シリア政府支配下のアレッポ市西部に対するファトフ軍やアレッポ・ファトフ軍といった反体制武装集団の砲撃による死者。

これに対して168人(子供26人を含む)が反体制武装集団支配下のアレッポ市東部に対するシリア・ロシア両軍の空爆、シリア軍の砲撃による死者。

AFP, August 20, 2016、AP, August 20, 2016、ARA News, August 20, 2016、Champress, August 20, 2016、al-Hayat, August 21, 2016、Iraqi News, August 20, 2016、Kull-na Shuraka’, August 20, 2016、al-Mada Press, August 20, 2016、Naharnet, August 20, 2016、NNA, August 20, 2016、Reuters, August 20, 2016、SANA, August 20, 2016、UPI, August 20, 2016などをもとに作成。

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