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2014年2月15日のシリア情勢:レバノンの動き

タマーム・サラーム首相は、大統領宮殿で、ミシェル・スライマーン大統領、ナビーフ・ビッリー国民議会議長と会談後、10ヶ月10日におよぶ組閣交渉を経て24閣僚からなる内閣発足で合意したと発表した。

Naharnet, February 15, 2014

サラーム新内閣は、3月14日勢力の閣僚8人、3月8日勢力の閣僚8人、中道派(スライマーン大統領、進歩社会主義党)の閣僚8人からなる。

内閣発足の動きは、1月17日にサアド・ハリーリー元首相が、3月8日勢力閣僚が参加する挙国一致内閣に参加の意思を示したことで一気に加速していた。

しかし3月14日勢力を構成するレバノン軍団は、ヒズブッラーからの閣僚輩出に異議を唱え、入閣を拒否した。

一方、3月8日勢力内では、自由国民潮流が電力水資源大臣の維持を主張する一方、アシュラフ・リーフィー前内務治安軍総局長の内務大臣に推すヒズブッラーと対立していたが、自由国民潮流が要求を受け入れられたかたちとなった。

 

AFP, February 15, 2014、AP, February 15, 2014、Champress, February 15, 2014、al-Hayat, February 16, 2014、Iraqinews.com, February 15, 2014、Kull-na Shuraka’, February 16, 2014、Naharnet, February 15, 2014、NNA, February 15, 2014、Reuters, February 15, 2014、Rihab News, February 16, 2014、SANA, February 15, 2014、UPI, February 15, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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