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米主導の有志連合はラッカ市での爆撃で民家人が死亡した可能性を認める(2016年8月26日)

米中央軍(CENTCOM)は、8月23日~25日までの3日間のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

8月23日はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して21回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は17回で、シャッダーディー市近郊(10回)、ラッカ市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、マンビジュ市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

8月24日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して14回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は13回で、シャッダーディー市近郊(3回)、ラッカ市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、マンビジュ市近郊(7回)に対して攻撃が行われた。

8月25日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して25回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は17回で、シャッダーディー市近郊(5回)、マンビジュ市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

なお、24日にトルコ軍と反体制武装集団がアレッポ県ジャラーブルス市一帯の掌握を目的として開始した「ユーフラテスの盾」作戦に関しては、24日の空爆においてマンビジュ市近郊で7回の空爆を実施しており、このなかに同作戦での航空支援が含まれるか、同作戦にかかる空爆については公表が控えられたと考えられる。

一方、8月23日にラッカ市近郊で実施された空爆で民間人に犠牲者が出たとする一部情報に関して、「信頼し得る」と発表した。

AFP, August 26, 2016、AP, August 26, 2016、ARA News, August 26, 2016、Champress, August 26, 2016、al-Hayat, August 27, 2016、Iraqi News, August 26, 2016、Kull-na Shuraka’, August 26, 2016、al-Mada Press, August 26, 2016、Naharnet, August 26, 2016、NNA, August 26, 2016、Reuters, August 26, 2016、SANA, August 26, 2016、UPI, August 26, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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