米主導の有志連合によると思われる戦闘機の爆撃でシャーム・ファトフ戦線(旧ヌスラ戦線)の幹部2人が死亡(2016年9月8日)

クッルナー・シュラカー(9月8日付)によると、アレッポ市西部郊外のカフルハーナー村近郊で会合を行っていたシャーム・ファトフ戦線(シャームの民のヌスラ戦線)の司令官らが空爆を受け、幹部のウサーマ・ナムーラ氏(アブー・ウマル・サラーキブ、ないしはアブー・ハージル・ヒムスィー)とアブー・ムスリム・シャーミー氏の2人が死亡した。

シャーム・ファトフ戦線に近い複数の活動家によると、空爆を行ったのは、シリア軍・ロシア軍ではなく、米主導の有志連合と思われるという。

空爆が実際に有志連合によるものだとすれば、シャーム・ファトフ戦線への改称以降初めての有志連合による攻撃となる。

クッルナー・シュラカー(9月8日付)によると、ウサーマ・ナムーラ氏はファトフ軍創設者の一人で、ファトフ軍最高司令官を務め、アブー・ムスリム・シャーミー氏はシャーム・ファトフ戦線所属のヌスラ大隊司令官(アミール)兼シャーム・ファトフ戦線中央部隊司令官としてアレッポ市解囲作戦(「アレッポ大血戦」)における司令官の一人でもあったという。

Kull-na Shuraka’, September 8, 2016

AFP, September 8, 2016、AP, September 8, 2016、ARA News, September 8, 2016、Champress, September 8, 2016、al-Hayat, September 9, 2016、Iraqi News, September 8, 2016、Kull-na Shuraka’, September 8, 2016、al-Mada Press, September 8, 2016、Naharnet, September 8, 2016、NNA, September 8, 2016、Reuters, September 8, 2016、SANA, September 8, 2016、UPI, September 8, 2016などをもとに作成。

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