シリア・ロシア両軍は、アル=カーイダ系のシャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍の支配下にあるアレッポ市西部郊外を爆撃し、病院3棟を破壊(2016年11月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアターリブ市を空爆、同市にある唯一の病院が被弾し、職員複数人が負傷した。

戦闘機はまた、カフルナーハー村にあるブユーティー病院(通称アンサール病院)を空爆した。

ARA News(11月14日付)によると、カフルナーハー村とウワイジル村の間に位置する「バグダード病院」も空爆で破壊されたという。

Kull-na Shuraka’, November 14, 2016

Kull-na Shuraka’, November 14, 2016

 さらに、クッルナー・シュラカー(11月14日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部のサーリヒーン地区を砲撃し、女性と子供ら11人が死亡した。

一方、SANA(11月14日付)によると、シリア軍がハーン・アサル村、マンスーラ村、アレッポ市ラーシディーン地区(第4、5地区)でファトフ軍の拠点を空爆した。

このほか、シリア軍の包囲を受けるアレッポ市東部で籠城を続ける複数の反体制武装集団がビデオ声明を出し、「アレッポ司令評議会」を結成したと発表した。

評議会には、アレッポ市東部で戦闘を続けるすべての武装集団が参加しているのだという。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がダイル・フール村各所を空爆、またシリア軍がヒムス市ワアル地区周辺一帯を砲撃した。

これに対してヒムス市東部に位置するウンム・スィルジュ村(シリア政府支配下)に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾した。

一方、SANA(11月14日付)によると、シリア軍がタルビーサ市一帯で反体制武装集団の拠点を攻撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザバダーニー市各所を砲撃した。

シリア軍はまたリーハーン農場一帯を地対地ミサイルと思われる砲弾で攻撃、同地一帯でイスラーム軍などからなる反体制武装集団と交戦した。

さらにシリア軍は、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯を「樽爆弾」で空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(11月14日付)によると、ロシア軍戦闘機がハーン・シャイフ・キャンプにある民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)の拠点を空爆、破壊した。

Kull-na Shuraka’, November 14, 2016

一方、SANA(11月14日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフ・キャンプ近郊のマラーナ地区で反体制武装集団が掘削した全長700メートルの地下トンネルを発見した。

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ダマスカス県では、SANA(11月14日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がスーマリーヤ地区に着弾し、9人が負傷した。

SANA, November 14, 2016

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イドリブ県では、SANA(11月14日付)によると、シリア軍がジスル・シュグール市でファトフ軍の拠点を空爆した。

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ハマー県では、SANA(11月14日付)によると、シリア軍がスーラーン市北部、ハウワーシュ丘、カフルヌブーダ町、カサービヤ村でイッザ連合、ナスル軍などの拠点を空爆した。

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ラタキア県では、SANA(11月14日付)によると、シリア軍がマラーナ村、カルフース村、カッバーナ村一帯で反体制武装集団を攻撃した。

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ダルアー県では、SANA(11月14日付)によると、シリア軍がヤードゥーダ村一帯、ダルアー市避難民キャンプ一帯、カラク地区でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, November 14, 2016、AP, November 14, 2016、ARA News, November 14, 2016、Champress, November 14, 2016、al-Hayat, November 15, 2016、Iraqi News, November 14, 2016、Kull-na Shuraka’, November 14, 2016、al-Mada Press, November 14, 2016、Naharnet, November 14, 2016、NNA, November 14, 2016、Reuters, November 14, 2016、SANA, November 14, 2016、UPI, November 14, 2016などをもとに作成。

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