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国連総会第3委員会は、サウジアラビアなどのイニシアチブのもとシリア政府による化学兵器使用、民間人攻撃の停止を求める決議を可決(2016年11月15日)

国連総会第3委員会は、北朝鮮、シリア、イラン、クリミアの人権状況に関する4つの決議案を含む5つの決議案を賛成多数で可決した。

シリアの人権状況に関する決議は、シリア政府とダーイシュ(イスラーム国)による化学兵器使用の停止、およびシリアでの化学兵器廃棄の検証、そしてとりわけシリア政府による民間人の攻撃停止を求める内容で、116カ国が賛成、15カ国が反対、49カ国が棄権し、可決された。

決議案は、サウジアラビアの主導のもとに作成された。

採決に先立って、シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表は、サウジアラビアを「市民的及び政治的権利に関する国際規約」にも加盟していない「原始的な小国」と非難、加盟国に対して「サウジアラビアとカタールの知的倒錯の罠」に陥らないよう警鐘を鳴らした。

AFP, November 15, 2016、AP, November 15, 2016、ARA News, November 15, 2016、Champress, November 15, 2016、al-Hayat, November 16, 2016、Iraqi News, November 15, 2016、Kull-na Shuraka’, November 15, 2016、al-Mada Press, November 15, 2016、Naharnet, November 15, 2016、NNA, November 15, 2016、Reuters, November 15, 2016、SANA, November 15, 2016、UPI, November 15, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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