シリア軍の攻勢が続くなか、アレッポ市東部で籠城を続ける反体制派は、ロジャヴァ支配下のシャイム・マクスード地区への住民の避難を阻止するため人道回廊を砲撃(2016年11月22日)

アレッポ県では、ARA News(11月22日付)によると、アレッポ市東部を支配するアレッポ・ファトフ軍作戦司令室所属のシャーム自由人イスラーム運動とスルターン・ムラード師団、ヌールッディーン・ザンキー運動が、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区方面に避難しようとした住民の動きを阻止するため、同地区とブスターン・バーシャー地区を結ぶルッズ通行所(人道回廊)を砲撃した。

ARA News(11月22日付)によると、アレッポ市東部にとどまっていた住民数百人がシャイフ・マクスード地区に避難しようとしたという。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍および親政権武装勢力が、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市東部のカーディー・アスカル地区、マサーキン・ナハーヌー地区、マイサル地区、ジスル・ハッジ地区、マアーディー地区、サーフール地区、フィルドゥース地区、シャッアール地区、スッカリー地区などを空爆・砲撃し、マイサル地区では女性1人と子供1人が死亡した。

またAMC(11月22日付)は、シリア軍がアレッポ市カーティルジー地区で、塩素ガスを装填した「樽爆弾」4発を投下したと主張した。

さらに、SNN(11月22日付)などによると、アレッポ市南部のシャイフ・サイード地区では、シリア軍、親政権武装勢力が、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦した。

この戦闘で、シリア軍兵士15人以上が死亡、またシャーム自由人イスラーム運動の有力司令官アブー・ハーリス氏が戦死した。

Kull-na Shuraka’, November 22, 2016

このほか、シリア軍は21日に一部を制圧したマサーキン・ハナーヌー地区で進軍を試み、反体制武装集団との戦闘を続けた。

AFP, November 22, 2016、AMC, November 22, 2016、AP, November 22, 2016、ARA News, November 22, 2016、Champress, November 22, 2016、al-Hayat, November 23, 2016、Iraqi News, November 22, 2016、Kull-na Shuraka’, November 22, 2016、al-Mada Press, November 22, 2016、Naharnet, November 22, 2016、NNA, November 22, 2016、Reuters, November 22, 2016、SANA, November 22, 2016、SNN, November 22, 2016、UPI, November 22, 2016などをもとに作成。

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