反体制武装集団支配下のアレッポ市南東部から住民4,000人以上がシリア政府支配地域に脱出(2016年12月9日)

アレッポ県では、SANA(12月9日付)によると、シリア軍のアレッポ市南東部への攻撃中止を受け、反体制武装集団支配下の同地(スッカリー地区、フィルドゥース地区、サラーフッディーン地区)から住民4,000人以上が脱出し、シリア政府支配下のアレッポ市西部の仮設居住センターに収容された。

SANA, December 9, 2016

一方、シリア人権監視団によると、反体制武装集団の支配下にとどまっているアレッポ市南東部がシリア軍の砲撃を受けるとともに、ブスターン・バーシャー地区、シャイフ・サイード地区などでシリア軍と反体制武装集団の戦闘が続いた。

これに関して、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)はSNSなどを通じて、アレッポ市ジュルーム地区でシリア軍の「樽爆弾」による空爆で女性、子供を含む25人が死亡したと主張した。

AFP, December 9, 2016、AP, December 9, 2016、ARA News, December 9, 2016、Champress, December 9, 2016、al-Hayat, December 10, 2016、Iraqi News, December 9, 2016、Kull-na Shuraka’, December 9, 2016、al-Mada Press, December 9, 2016、Naharnet, December 9, 2016、NNA, December 9, 2016、Reuters, December 9, 2016、SANA, December 9, 2016、UPI, December 9, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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