アレッポ市東部からの戦闘員とその家族の退去が一時再開するが、イドリブ県の親政権民兵が回廊を閉鎖(2016年12月17日)

アレッポ県では、『ハヤート』(12月18日付)によると、16日に一時中断していたアレッポ市東部からの反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室、アレッポ軍)戦闘員とその家族の退去作業は17日に再開され、旅客バス9輌が、戦闘員3,000人を含む8,500人(うち負傷者、病人は約500人)を新たにファトフ軍支配地域のアレッポ市西部郊外地域に搬送した。

しかし、シリア人権監視団によると、退去作業の経路となっているアレッポ市西部のアーミリーヤ地区・ラームーサ地区の回廊は数時間後、イドリブ県フーア市、カファルヤー町出身の親政権武装勢力とヒズブッラー戦闘員などによって閉鎖され、退去作業は再び中断された。

なお、国連の推計によると、戦闘員1,500人を含む4万人が退去できずに、アレッポ市南東部(アーミリーヤ地区)の街区に留め置かれたままだという。

AFP, December 17, 2016、AP, December 17, 2016、ARA News, December 17, 2016、Champress, December 17, 2016、al-Hayat, December 18, 2016、Iraqi News, December 17, 2016、Kull-na Shuraka’, December 17, 2016、al-Mada Press, December 17, 2016、Naharnet, December 17, 2016、NNA, December 17, 2016、Reuters, December 17, 2016、SANA, December 17, 2016、UPI, December 17, 2016などをもとに作成。

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