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有志連合のドリアン報道官は、トルコにYPG主体のシリア民主軍の掃討を控えるよう暗に求める(2016年12月20日)

有志連合のジョン・ドリアン報道官は、訪問先の英国ロンドンで記者団に対して「シリアは極めて複雑な様相を呈している。我々がダーイシュ(イスラーム国)と戦っている一方で、内戦状態にある…。我々はシリア民主軍とともに活動し…、彼らはラッカ市を孤立させるための作戦を開始した…。その一方、我々の同盟国でNATO加盟国でもあるトルコは、ユーフラテスの盾作戦を通じて緩衝地帯を作り出そうしている…。これによって事態は好転し、ダーイシュの前で国境は封鎖された…。我々は外交チャンネルを通じて、ラッカ市解放にかかる行動計画を継続する」と述べた。

一方、トルコがアレッポ県バーブ市制圧後にシリア民主軍をユーフラテス川以東に掃討しようとしていることに関しては、「すべての当時者、すなわち、トルコ、シリア民主軍…、有志連合、イラクにとって、ダーイシュを敗北させることが利益になる。我々はすべての当時者とともに、シリアとイラクをダーイシュから解放するための活動を継続する」としたうえで、「我々はシリアにいるすべての人がダーイシュとの戦いに集中して欲しいと思っている。我々はダーイシュと戦うためにパートナーとの対話を続ける」と強調した。

『ハヤート』(12月21日付)が伝えた。

AFP, December 20, 2016、AP, December 20, 2016、ARA News, December 20, 2016、Champress, December 20, 2016、al-Hayat, December 21, 2016、Iraqi News, December 20, 2016、Kull-na Shuraka’, December 20, 2016、al-Mada Press, December 20, 2016、Naharnet, December 20, 2016、NNA, December 20, 2016、Reuters, December 20, 2016、SANA, December 20, 2016、UPI, December 20, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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