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ロシア外務省のザハロワ報道官「バラダー渓谷の反体制武装集団は停戦対象外」(2017年1月12日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ヴラジミール・プーチン大統領が、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領、カザフスタンのヌルスルタン・ナザルバエフ大統領と個別に電話会談を行い、12月30日に発効したロシアとトルコの仲介によるシリア政府と反体制武装集団の停戦合意の履行状況、1月23日に開幕予定のアスタナでのシリア政府と反体制武装集団の和平協議(アスタナ会議)の準備状況について意見を交わしたと発表した。

ペスコフ報道官は「シリア国内では、停戦合意は概ね遵守されている。一部違反はあるが、停戦合意を脅かすほどではない」としたうえで「アスタナでのシリア人どうしの交渉を準備するため共同の取り組みを継続する」ことが電話会談で確認されたと述べた。

一方、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、首都ダマスカスの水源があるダマスカス郊外県バラダー渓谷を占拠し続ける反体制武装集団に関して停戦の対象には含まれないと改めて明言した。

AFP, January 12, 2017、AP, January 12, 2017、ARA News, January 12, 2017、Champress, January 12, 2017、al-Hayat, January 13, 2017、Iraqi News, January 12, 2017、Kull-na Shuraka’, January 12, 2017、al-Mada Press, January 12, 2017、Naharnet, January 12, 2017、NNA, January 12, 2017、Reuters, January 12, 2017、SANA, January 12, 2017、UPI, January 12, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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