ロシア・シリア両政府はタルトゥース港のMTSPの軍事基地への拡張と事実上の永代使用に関する二国間合意を発効(2017年1月20日)

ロシア大統領府はホームページを通じて、タルトゥース市に設置されているロシア海軍補給基地(MTSP)とラタキア県のフマイミーム航空基地の利用に関するロシア・シリア両政府の合意文書を公開した。

合意は、2017年1月18日付で署名、発効されている。

タルトゥース港の基地使用に関して、合意では、補給基地から軍事基地へと拡張することを保証、その貸与期間を49年のしたうえで、「合意に反しない限り自動更新される」と規定されている。

合意ではまた、基地内の動産、不動産に対して治外法権が適用され、シリア当局が事前許可なく基地内に立ち入ることを禁じている。

さらに基地への戦艦11隻の配備やそのほかの艦船の寄港についても、ロシア側が同地の環境を保全することを条件に認められている。

『ハヤート』(1月21日付)などが伝えた。

ARA News, January 20, 2017

 

AFP, January 20, 2017、AP, January 20, 2017、ARA News, January 20, 2017、Champress, January 20, 2017、al-Hayat, January 21, 2017、Iraqi News, January 20, 2017、Kull-na Shuraka’, January 20, 2017、al-Mada Press, January 20, 2017、Naharnet, January 20, 2017、NNA, January 20, 2017、Reuters, January 20, 2017、SANA, January 20, 2017、UPI, January 20, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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