YPG主体のサッルー報道官「ラッカ市解放には有志連合からさらなる重火器の供与が必要」(2017年2月9日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のタラール・サッルー報道官は『ハヤート』(2月10日付)に対し、シリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)の中心都市ラッカ市西方24キロ地点、同市北方11キロ地点にまで進軍し、同市孤立化に向けて着実に成果を上げているとしたうえで、「ラッカ市は1ヶ月、1ヶ月半、2ヶ月で完全に孤立するだろう」との見方を示した。

しかし、サッルー報道官は、ラッカ市を解放するには、すでに米軍から供与を受けた装甲車以外にも、有志連合からのTOW対戦車ミサイルなどの重火器の追加供与が必要だと強調した。

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(2月9日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市北東部でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、シュナイナ村を新たに制圧した。

AFP, February 9, 2017、AP, February 9, 2017、ARA News, February 9, 2017、Champress, February 9, 2017、al-Hayat, February 9, 2017、Iraqi News, February 9, 2017、Kull-na Shuraka’, February 9, 2017、al-Mada Press, February 9, 2017、Naharnet, February 9, 2017、NNA, February 9, 2017、Reuters, February 9, 2017、SANA, February 9, 2017、UPI, February 9, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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