YPG主体のシリア民主軍はタブカ市一帯、ラッカ市東部郊外でダーイシュと激しく交戦(2017年4月1日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、タブカ市郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦し、米軍主導の有志連合が同地を空爆した。

この戦闘でシリア民主軍は、ダーイシュの支配下にあるタブカ市を砲撃した。

またARA News(4月1日付)によると、タブカ航空基地南部一帯での戦闘でダーイシュの司令官を含む戦闘員24人が死亡したという。

シリア民主軍はまた、米軍特殊部隊とともに、ラッカ市東部のマダッル村近郊の回廊地帯でダーイシュとの戦闘を再開した。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)のラッカ州広報局は声明を出し、ラッカ市東部郊外および西部郊外で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点に対して特攻(インギマースィー)攻撃を敢行し、戦闘員65人を殺害したと発表した。

Kull-na Shuraka’, April 1, 2017

AFP, April 1, 2017、AP, April 1, 2017、ARA News, April 1, 2017、Champress, April 1, 2017、al-Hayat, April 2, 2017、Iraqi News, April 1, 2017、Kull-na Shuraka’, April 1, 2017、al-Mada Press, April 1, 2017、Naharnet, April 1, 2017、NNA, April 1, 2017、Reuters, April 1, 2017、SANA, April 1, 2017、UPI, April 1, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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