イスラーム軍はアレッポ市ラーシディーン地区での避難民を載せた車列を狙った爆弾テロへの関与を認める声明を発表するも、報道官は声明が捏造と述べ関与を否定(2017年4月15日)

イスラーム軍は声明を出し、アレッポ市ラーシディーン地区で発生したイドリブ県フーア市、カファルヤー町からの住民の車列を狙った爆弾テロに関して、カタールの仲介によるファトフ軍とイラン・イスラーム革命防衛隊・ヒズブッラーの停戦合意を非難、「カファルヤー町、フーア市のシーア派戦闘員を移送するバスに対してイスラーム軍特殊部隊が特殊作戦を実施した」と発表し、犯行を認めた。

Kull-na Shuraka’, April 15, 2017

しかし、クッルナー・シュラカー(4月15日付)によると、イスラーム軍のハムザ・ビールクダール報道官は、「この声明は捏造されたもので、イスラーム軍司令部は声明を出していない」と関与を否定した。

AFP, April 15, 2017、AP, April 15, 2017、ARA News, April 15, 2017、Champress, April 15, 2017、al-Hayat, April 16, 2017、Iraqi News, April 15, 2017、Kull-na Shuraka’, April 15, 2017、al-Mada Press, April 15, 2017、Naharnet, April 15, 2017、NNA, April 15, 2017、Reuters, April 15, 2017、SANA, April 15, 2017、UPI, April 15, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts