トルコ軍およびハワール・キリス作戦司令室支配下のアレッポ県北部に退去していたヒムス市ワアル地区の戦闘員および家族が「非人道的状況」を避けるためシリア政府支配地域に帰還(2017年5月7日)

SANA(5月7日付)は、ロシアの仲介によりシリア政府と反体制武装集団が交わした停戦合意に基づき、トルコ軍と同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室の支配下にあるアレッポ県ジャラーブルス市に退去していたヒムス市ワアル地区の反体制武装集団戦闘員とその家族のうち、9世帯37人がジャラーブルス市での「非人道的状況」を避けるため、ヒムス市ワアル地区に戻った。

またヒムス県のタラール・バラーズィー県知事はSANAに対して、ジャラーブルス市方面に退去した反体制武装集団戦闘員とその家族との連絡を取り合い、その多くがヒムス市ワアル地区への帰還を希望していることを確認していることを明らかにした。

なお、今回の帰還に先立って先週半ば、5世帯21人(うち子供12人)がジャラーブルス市からヒムス市ワアル地区に帰還している。

SANA, May 7, 2017

AFP, May 7, 2017、AP, May 7, 2017、ARA News, May 7, 2017、Champress, May 7, 2017、al-Hayat, May 8, 2017、Kull-na Shuraka’, May 7, 2017、al-Mada Press, May 7, 2017、Naharnet, May 7, 2017、NNA, May 7, 2017、Reuters, May 7, 2017、SANA, May 7, 2017、UPI, May 7, 2017などをもとに作成。

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