シリア軍によって包囲されたダマスカス郊外県東カラムーン地方の反体制武装集団がシリア政府と停戦に向け協議(2017年5月29日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(5月29日付)が、ジャイルード市内のメディア筋の話として、シリア軍によるヒムス県マハッサ地区(砂漠地帯)制圧に伴う東カラムーン地方の反体制武装集団支配地域閉塞を受け、ジャイルード市、ルハイバ市、ナースィリーヤ村、アトナ村武装集団がシリア政府との停戦に向けた協議を行っていると伝えた。

同サイトによると、停戦に向けた協議は東カラムーン地方が閉塞される前の4月下旬から開始されていたが、同地方の閉塞を受けて、26日にジャイルード市を拠点とする反体制武装集団がシリア政府の代表と、ジャイルード発電所近くで会合を行い、ロシア軍の代表がこれに立ち会ったという。

AFP, May 29, 2017、AP, May 29, 2017、ARA News, May 29, 2017、Champress, May 29, 2017、al-Hayat, May 30, 2017、Kull-na Shuraka’, May 29, 2017、al-Mada Press, May 29, 2017、Naharnet, May 29, 2017、NNA, May 29, 2017、Reuters, May 29, 2017、SANA, May 29, 2017、UPI, May 29, 2017などをもとに作成。

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