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米ホワイト・ハウス報道官「アサド政権が新たに化学兵器攻撃を準備している可能性を示す証拠がある」(2017年6月27日)

米ホワイト・ハウスのショーン・マイケル・スパイサー報道官は、会見でシリア情勢について触れ、そのなかでアサド政権が新たに化学兵器攻撃を準備している可能性を示す証拠がある、と主張した。

スパイサー報道官は「アサド政権によって再び化学兵器攻撃が準備されている可能性(potential preparations)があることを確認し、(実際に行われれば)無実の子供を含む多くの民間人を死に至らしめることになろう」と述べた。

そのうえで「アサド氏が化学兵器を使用して再び大量殺戮攻撃を行えば、彼とその家族は大きな代償を払わされることになるだろう」と脅迫した。

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ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、スパイサー報道官の発言に関して、「根拠のない嫌疑を拒否する」と非難した。

アリー・ハイダル国民和解担当国務大臣は、スパイサー報道官の発言に関して、AP(6月27日付)に対して、シリア軍が過去にも未来にも、そしてテロ組織に対してさえも化学兵器を使用することはないと反論した。

AFP, June 27, 2017、AP, June 27, 2017、ARA News, June 27, 2017、Champress, June 27, 2017、al-Hayat, June 28, 2017、Kull-na Shuraka’, June 27, 2017、al-Mada Press, June 27, 2017、Naharnet, June 27, 2017、NNA, June 27, 2017、Reuters, June 27, 2017、SANA, June 27, 2017、UPI, June 27, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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