ダマスカス郊外県ジャイルード市でシリア政府と反体制派が停戦協議を行い原則合意に達する(2017年7月2日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(7月3日付)によると、ジャイルード市の代表(反体制武装集団)とシリア政府代表が停戦・和解に向けた交渉を行った。

ジャイルード市革命始動評議会政治局によると、この交渉で両者は、公営病院など政府機関の再開、武力行使の停止、投降希望者に対する免罪、地元自治体での雇用機会の確保、解任された公務員の復職、逮捕者にかかるフォローアップ委員会の設置などで原則合意した。

しかし、ジャイルード市の代表は、ガス・パイプラインにシリア軍の監視ポイントの設置を求めるシリア政府側の要求を拒否した。

この点に関しては、次回の会合で継続審議されるという。

AFP, July 3, 2017、AP, July 3, 2017、ARA News, July 3, 2017、Champress, July 3, 2017、al-Hayat, July 4, 2017、Kull-na Shuraka’, July 3, 2017、al-Mada Press, July 3, 2017、Naharnet, July 3, 2017、NNA, July 3, 2017、Reuters, July 3, 2017、SANA, July 3, 2017、UPI, July 3, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts